2018/03/12

大学院時代からずっとipadを利用しています。何種類か別のタブレットを使っていた時期もありますが、ここ数年はipadに落ち着いています。
医学部生活では必須ではないかも…と思っていましたが、今はipadなしの生活は考えられないぐらいipadのヘビーユーザーです。
医学部の生活でipadが役に立つ理由をお話ししたいと思います。
複数の教科書を持ち運べる
これは電子化のところでもお話ししましたが、医学生の教科書は往々にして分厚く、重いです。
私が解剖学期間中に使っていた教科書、アトラスは「グレイ解剖学」、「プロメテウスコアアトラス」、「解剖学カラーアトラス」、「イラスト解剖学」です。
これらの教科書を全て合わせると、3kgは超えます。それを毎日持ち運ぶのは大変ですし、作りの甘い鞄はまず間違いなく壊れます。この持ち運びに対するストレスがなくなるだけでも、ipadを買った価値があると思います。
書籍が汚れない
飲み物や食べカスで本を汚してしまった経験は誰でもあると思います。コーヒーを飲みながら勉強する人は少なくないと思いますし、勉強以外でもスターバックスなどで読書している人も結構います。
汚してしまった本は元に戻らないですし、再度その本を読んでいるときに汚れが目に入るとイライラしてしまいます。
その点、電子書籍の場合物理的に汚れることはありません。仮にタブレット自体を破損したとしても、バックアップをとっておけば復元可能です。
大体の教科書は電子化していますし、教科書以外のマンガなどもkindleを利用しています。そのため、紙で読むのは図書館の本ぐらいになりました。
pdfの処理速度が優れている
前述したメリットはipadに限らず、タブレット全般についても言えるものでした。しかしこの点に関してはipadに軍配が上がります。
特に容量の大きい電子書籍に関しては、androidタブレットだと処理が追い付かず、開くことができないことがあります。
私も昔、国産のandroidタブレットを持っていました。当時の最新型です。それと同時期に型落ちのipadも持っていたので処理速度を比べてみると、ipadの圧勝でした。原因はわかりませんが、OSの性能なのかもしれませんね。
また、書籍リーダーアプリもiOSのほうが優れている印象です。私はgoodreaderを利用していますが、読み込みも速く、注釈も簡単ですので長年愛用しています。
apple pencilが秀逸
タッチペンは昔からありましたが、apple pencilの操作性は圧倒的です。
従来のタッチペンは、ペンを握る手が画面に触れてしまうとその部分に書き込みされてしまうという欠点がありました。
apple pencilはその欠点が完全に解消されており、紙に書くのとほとんど変わらない感覚で文字を書くことができます。
もちろん紙で書いた場合とは筆跡が変わってきます。なんだかんだで紙に書くことに慣れているので、そこは仕方がありません。紙とipadで筆跡を比べてみると、やはり差があります。
筆跡に目を瞑ることができれば、大学にはノートやルーズリーフも持っていく必要がなくなりますし、板書はノートにして教科書への注釈だけapple pencilを使うのでも良いと思います。
スキャナーを持っている人はルーズリーフに板書し、それをスキャンする形でも良いと思います。
しかしapple pencil対応の新しいipadが比較的安価に購入できるので、apple pencilを利用していくことをおススメします。
終わりに
ipadも発売されてからだいぶ時間が経ちました。それに伴ってipadユーザーもだいぶ増えてきたように感じています。
実際、私の学年でもipadを持っている人が過半数です。
予備校のネット講座などもだいぶ充実してきている印象ですし、アプリも充実してくるかと思います。
医学部生活にも必須のアイテムになってくるのではないでしょうか。