2018/03/12

群馬大学医学部付属病院で、CT画像の誤認によって癌を見落とすという医療ミスがあったと報道されております。
https://www.asahi.com/articles/ASL304SXYL30UBQU004.html
また、診療報酬の不正請求に関しても数日前に報道がありました。
https://mainichi.jp/articles/20180324/k00/00m/040/160000c
群馬大では2014年にも腹腔鏡下手術での死亡事故が相次ぎ、問題になったことがあります。
だから今回の報道を見て思ったのは、
「またか…」
でした。同じような感想の人がほとんどではないでしょうか。
それぞれが同じ原因で起きているわけではないでしょうし、本当の原因はきっと関係者にしかわからないのでしょう。
それでも今回の件で、群馬大学が積み上げてきた信頼が崩れ落ちたのは間違いありません。
信頼を築き上げるのには時間がかかるが、崩れるのは一瞬です。
そして、一度崩れた信頼を取り戻すのには、最初に信頼を得られた時よりもさらに途方もない時間がかかります。
これまでの医療ミスを受けて、これから群馬大学が信頼を取り戻すのには、少なく見積もっても十数年は必要なのではないでしょうか。
今回の件で最も被害を被ったのは患者とその家族ですが、それだけでは留まらない問題だと思っています。
こうした医療事故で一番困るのは、群馬県で医療を受ける全ての人です。
群馬県民は、大病を患った場合には最終的に群大病院に転院することになります。
病気で不安な気持ちを少しでも軽減させることが医療には求められているはずです。
しかし残念ながら、今の群馬大学だと、患者は安心して医療を受けられないでしょう。
安心して医療を受けられる環境を少しでも早く提供できるように、群馬大学の奮起を期待したいです。