2018/03/12

今受けている授業の中では、免疫学が一番学問的に面白いと感じています。
しかし研究も進んでおり、常に情報がアップデートされているため、薬学部時代に勉強した知識では全く太刀打ちできません。
改めて勉強するために用意した参考書を紹介しようと思います。
マンガでわかる免疫学
免疫学の難しさのひとつに、関与している細胞やサイトカイン、受容体などが非常に多い点が挙げられます。その辺りが無機質な文章のみの教科書と比べると、感覚的に理解しやすくなっています。
ただ、内容と関係ないマンガ部分は好みが分かれるところでしょう。私は読んでいてウンザリしてしまうので、もう少し説明パートが多くても良かったのになと思います。
休み時間の免疫学(第三版)
こちらは薬学部時代に読んでいましたが、ちょうどこの春新版が出たので読んでみました。
入門書としては申し分ありません。マンガでわかる~よりも参考書としての体裁は整っていますし、専門の教科書ほど難しくないので、初学者にもお勧めできます。2018年に出版ですので、知識も十分にアップデートされて、50ページほど厚くなりました。
この版からフルカラーになりましたが、本文にもマーカーや下線が引かれてカラフルになってしまったのが残念です。私のように自分で必要なところをマーキングしたい派の方は少々読みづらいかもしれません。
分子細胞免疫学
指定教科書のため購入。電子版も付属されていたため、電子版のみ残して売り飛ばしました笑
こちらも新版が3月に発売され、大幅に加筆修正されたようです。免疫学を本気で勉強するならこの教科書は必要でしょう。
ただ、新版が出て間もないせいか、誤植が散見されます。セレクチンとセクレチンなんて全然働きが違うじゃん…みたいな間違いもあるので、引っかかるところがあればすぐ先生に聞くか、ググって確かめましょう。
終わりに
授業が始まってから既に1ヶ月が経過していますが、敢えて今から教科書の購入を検討している人に勧めるなら、導入にマンガでわかる~か休み時間~を、調べ物をするときには分子細胞免疫学をおススメします。
前者2冊は通読するのもさほど苦になりませんので免疫学の外観を確認するのに最適ですし、やや専門的な知識の確認には後者で十分だと思います。
逆に分子細胞免疫学に載っていないなら、試験対策に限って言えばそれ以上は深入りしないほうが賢明です。