2018/03/12

連休ということで、東京上野の国立科学博物館へ行ってきました。
久々の東京はやはり人混みがエグい…。特別展「人体」なんて一部の医療関係者ぐらいしかいないと思っていたら、まさかの整理券配布。東京の人口を舐めていました…。
休日に行くなら前売り券を買っておいたほうがいいですね。
展示内容は人体の構造と機能の説明が中心です。解剖学で勉強した内容が目白押しでした。
「そういえばこんなのやったな…」と懐かしい感覚に。結構勉強したはずなのにかなり忘れてしまっていて残念でした。
ちなみに本物の臓器も展示されていましたが、苦手な方は避けられるように配慮されていましたのでご安心ください。
他にも解剖学の歴史についての展示や、光学顕微鏡の発達に関する展示もありました。
ワックスモデルという蝋人形やキンストレーキという紙でできた靱帯模型なども展示されていました。現代でいう人体模型ですね。昔は献体を保存する技術もなかったわけですし、先人の知恵と技術には驚かされます。
それからレオナルド・ダ・ヴィンチの書いた解剖図や近代解剖学の祖と言われているアンドレアス・ヴェサリウスの『ファブリカ』のレプリカの展示は、所々に展示されていました。
スケッチが上手で羨ましい限りです。
地味に面白かったのが顕微鏡の歴史。レーウェンフックが作った顕微鏡のレプリカは、つい最近細菌学の講義で聞いたばかりだったので一人だけ妙に興奮してしまいました。
後半には進化学の話やゲノム解析についての展示、神経伝達物質やホルモンについての展示などなかなか見応えのあるラインナップでした。しっかり医学を学んだ人でも十分に楽しめるものですし、全く馴染みのない方にとっても単純に面白い展示です。
後半の展示は撮影も可能でしたので一部紹介します。
各器官での情報伝達をわかりやすく紹介するための電飾。
シンプルに綺麗でした。
精子と卵子の大きさ比較。
知識としては知っていましたが、改めて見ると卵子ってかなり大きい。そりゃあ運動性なんてあるわけがないと納得。
それからNHKの番組とタイアップしていたので、その関連でまさかのレゴタモリ。
全然関係ないじゃんと思いつつ、しっかり撮影。
お土産コーナーでは展示物の写真が載った本や解剖関連のポスター、そして全然関係ないけれど授業の役に立ちそうな感染症カルタを購入。今度大学でやってみたいですね笑
人体展は6月17日まで開催されている予定ですので、興味のある方はゴールデンウィークの予定に加えてみてはいかがでしょうか。